うさぎの餌について
うさぎは食べ物に対して好き嫌いがかなり強い傾向があります。例えば、特定の種類の野菜や果物は食べるけれど、他の種類の野菜や果物は見向きもしないなど。その子にあった食べ物を頑張って見つけてあげましょう!
餌の種類
うさぎの餌には大きく分けて4種類あります。
- ベレット(総合栄養食)・・・うさぎさんの主食
- チモシー(牧草)・・・・・うさぎさんの主食
- 市販のおやつ(嗜好品)・・・ご褒美やスキンシップ取りに活用
- その他(野菜・果物・野草など)野菜は主食で不足しがちな栄養素補給に。果物や野草はうさぎさんの気分転換に。
それぞれの特徴をわかりやすくまとめてみました
ペレット(総合栄養食)
与える量やタイミング
大人のうさぎであれば体重の1.5〜2.5%を1日の量として2回に分けてあげます。朝と夕方or夜に分けて与えるといいでしょう。特に1日のうちで最も消化の良い夜の時間帯に与えるといいと言われています。
また、食事は決まった時間に与えるようにしましょう。
決まった時間に与えることで、体内時計に食事の時間が刻まれて、食事時間の前になると消化酵素の分泌が活発になると言われています。
種類
ひとえにペレットと言っても、色々な種類があります。
- 子うさぎ用(成長期)高たんぱく・高カルシウムのアルファルファのペレット
- 7ヶ月ごろ〜5歳ごろ(維持期)
- 5歳以降(高齢期)ビタミンEなど、シニアの体をサポートする成分に注目
- 7歳以降(超高齢)コラーゲン・グルコサミンなどを
また、ペレットの硬さも色々
そのうさぎさんの好みに合わせて選んでみてください
- ハードタイプ
- ハードタイプが一番硬く、しっかりと咀嚼できるうさぎにおすすめです。噛むことで歯の伸びすぎを防げるうえに、加熱処理を行わないためビタミンが壊れず残っているのがうれしいポイント。
- ソフトタイプ
- 硬いものが苦手な高齢期のうさぎや子うさぎにおすすめ。また、不正咬合のうさぎさんにも食べやすいソフトタイプがおすすめです。
- 中間の硬さ
- ハードタイプを噛めないうさぎさんで、歯のケアに悩んでいる方におすすめです。咀嚼回数が増えることで歯の伸びすぎ予防に。
チモシー
与える量やタイミング
チモシーは、うさぎの主食の一つで、消化器官を健康に保つために重要な役割を果たします。
うさぎにとって牧草は欠かせないものです。牧草は好きなだけ食べれるように、常に補充してあげましょう。ただし、長時間放置してしまうと風味が落ちてしまったりカビや虫がわいてしまうことも。いつでも新鮮なチモシーを食べさせてあげるよう最低でも3日に一度は交換してあげましょう。
チモシーにも色々な種類があります。
- ティモシー: 一般的なチモシーで、うさぎの主食として最もよく使われています。成獣用や幼兎用、高齢うさぎ用など、用途に合わせたさまざまな種類があります。
- アルファルファ: 蛋白質やカルシウムが豊富で、栄養価が高いことが特徴です。しかし、繊維質が少なくカロリーが高いため、食べ過ぎに注意が必要です。
- オーチャードグラス: やや甘みのある味わいがあり、うさぎにも好まれます。ティモシーに比べて栄養価がやや低いため、主食としては適していませんが、バラエティとして与えることができます。
また、チモシーの刈り取りの時期によって、その特性が異なります。
早期刈り取りされたチモシーは、栄養価が高く、タンパク質やビタミン類が多く含まれています。太い茎で固さがあります。
一方、晩期刈り取りされたチモシーは、栄養価が低下します。成熟するまで育ってから刈り取られるため、タンパク質やビタミン類が少なくなりますが非常に柔らかく食べやすいです。
特に好みがないようなら早期がり(一番狩り)のチモシーを与えてあげてください。
おやつ
長い時間ケージにいることが多いうさぎさんには良い気分転換の材料です。ペレットや牧草に満足しているうさぎさんにとって、たまに貰えるおやつはとても刺激的で特別なも。そして、飼い主さんとうさぎさんとの大事なコミュニケーションのツールでもあります。
与える量とタイミング
量は、野菜や果物なら1日に1㎏あたり3gくらい。
たとえば、うさぎが体重2㎏なら6g程度が1日のおやつの量となります。
ドライフルーツは生の果物の水分が抜けて凝縮されたものなので、1日1~2切れくらいを目安にあげると良いでしょう。
市販のおやつ
市販されているおやつは「ドライフルーツ」「ドライリーフ」「クッキー」「スナック」など多くの種類があります。
うさぎさんの好みに合わせておやつを選んであげてください。
(無添加、砂糖不使用にも注目。購入前にパッケージ確認をしてみてください。)
与えて良い果物や野菜、野草
(おやつとして、足りない栄養素補給として適量を与えてください)
果物ではバナナ、ブルーベリー、ストロベリー、キウイフルーツ、パパイヤなどがあります。(ただし、果物には糖分が多いものが多いため、適量にとどめるようにしましょう。また、果物を与える場合は、新鮮で良質なものを選ぶようにしましょう。)
野菜ではレタス、にんじん、ブロッコリー、ケール、小松菜などがあります。(ただし、野菜を与える場合は、新鮮で良質なものを選ぶようにしましょう。また、一度に大量に与えると下痢や消化不良を引き起こすことがあるため、適量にとどめるようにしましょう。また、うさぎの体調や健康状態に合わせて、野菜を選んで与えることが重要です。)
野草ではタンポポ、ヨモギ、カモミール、セリ、パセリなどがあります。(ただし、野草を与える場合は、採取場所がきれいな場所であるかどうかに注意し、農薬や化学物質が使われていないかどうかを確認しましょう。また、適量にとどめるようにしましょう。野草を与える場合は、うさぎの健康状態や体調に合わせて、適切なものを選ぶことが重要です。)