兎に関する雑学をいくつかご紹介します。
- 兎の歯は伸び続ける:兎は草食動物であり、草や木の皮などの食物を噛み砕くために鋭い歯を持っています。兎の歯は成長し続け、年間で約12センチメートル伸びます。そのため、歯の伸びすぎを防ぐために兎は物をかじります。
- 腸の長さ:ウサギの消化管はとても長く、約8m程にもなります。人間の消化管は約9mですが、ウサギ(体長約35cm)と人間(約170cm)の体の大きさの差を考えると、どれだけウサギの消化管が長いかがわかりますね。
この長い消化管は、繊維質の多い食べ物を消化するためのものです。 - 脚の速さ:兎は非常に警戒心が強く、動物が近づくとすぐに逃げます。また、非常に活発で、ひとたび走り出すととても速く、一般的な兎は時速40キロから70キロ。種類によっては最高時速は約80キロメートルに達するものも。
- 視力:人間でいうと0.05~0.1くらいの近視といわれています。 その分、聴覚や嗅覚が優れています。 また、光への感度は人の8倍あるようで、薄暗いところでも物はよく見えているようです。 また、視野は広く、ほぼ真後ろまで見ることができます。
- 繁殖力が高い:兎は非常に繁殖力が高く、1年で何度も子供を産むことができます。また、兎の妊娠期間は約1ヶ月で、産まれた子兎はすぐに成長し、約3ヶ月で性成熟します。そのため、兎の数は急速に増加することがあります。
- 兎の寝相:兎は寝るときに、独特な寝方をすることがあります。箱座り(猫ちゃんもよく箱座りで寝ていますね。香箱のように綺麗な四角の形になります)、ごろ寝(四肢を伸ばし、お腹を見せるごろ寝。お腹を触りたくなります)、ばたん寝(遊んでいたかと思うと、急に立ち止まり「バタン!」勢いよく倒れて寝始めます)、
- 兎のジャンプ力:私たちと暮らすうさちゃんは、一般的に垂直ジャンプなら50㎝程度、水平方向には1m程度のジャンプ力があると言われています。また、いちばんジャンプ力があるウサギはアメリカに棲む「ジャックウサギ」。 ノウサギの仲間です。垂直方向だと3mくらい、水平方向には6mくらい跳ぶことができると言われてます。
- 嗅覚:兎の嗅覚は人間の10倍。かすかなにおいでも感じとれ、多くのにおいもかぎ分けられるといわれます。 うさぎが鼻をひくひく動かしている仕草をしているときには、優れた嗅覚を使って様々なにおいを感じ取っています。 周囲にどんな変化や危険があるかだけでなく、仲間の識別等も嗅覚を使って行っています。
- 基本の撫で方:頭から背中にかけて、毛並みに沿って撫でると喜びます。 お尻やしっぽは嫌がります。後ろの方まではさわらず、頭から背中までを手の平全体でくり返し撫でましょう。 背中を撫でられると、次第にリラックスしてくれます。
- うんちを食べる:うさぎが食べるのはやわらかい盲腸便。 盲腸便を食べることを食糞といいます。 文字どおり盲腸で作られるうんちで、盲腸の腸内細菌が草の繊維を分解して作ります。 アミノ酸、ビタミンB群、ビタミンKなど生きるために欠かせない栄養が含まれています。このうんちに含まれる豊富な栄養を吸収できるのは、盲腸より前の小腸なので、ゼラチン状の膜に包まれて排出されたものを再び食べる必要があります。